文藝春秋・特別編集 芥川賞・直木賞150回 全記録
芥川龍之介(1892〜1927) 明治25年、東京市京橋区入船町生まれ。大正5年、東京帝国大学英文科を卒業。「新思潮)創刊号に発表した「鼻」が夏目漱石に激賞され、「芋粥」で文壇の注目を集めた。 「羅生門」「地獄変」「今昔物語」などを次々に発表し、若くして天才の名を欲しいままにした。
直木三十五(1891〜1934) 明治24年、大阪市南区生まれ、本名・植村崇一。早稲田大学英文科純文学科中退。大正7年、春秋社を設立し、翌8年、雑誌「主潮」を創刊する。31歳の時、「時事新報」に直木三十一の筆名で評論を書き、年齢とともに名前の数を加え、三十五でとどめたのが、直木三十五の筆名となる。
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