赤色エレジー・林 静一
赤色エレジーと聞いて思い出すのは、林 静一の漫画よりも、あがた森魚が1972年に歌って大ヒットした曲の「赤色エレジー」のような気がします。 昭和レトロよりも大正ロマンの雰囲気を感じされる「幸子と一郎の物語」の歌詞を、あがた森魚が独特な錆びた地声で「赤色エレジー」という切ない哀愁歌を上手く唄いこなしました。 元となった林 静一の漫画、赤色エレジーは、二人の若い男女のロマンチック的な恋愛物語をモノクロ世界で表現することによって、見事に大正浪漫の暗さ、切なさを描き出しています。 まだ知らない人、読みそびれた方、一読して見てください。 「お涙ちょうだい、ありがとう」
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