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■ 同棲時代(上村一夫)

同棲時代1〜5(上村一夫)

二十代の頃、最も影響を受けた漫画である。昭和の匂いがプンプンして来そうな時代背景と上村一夫の繊細なタッチが、青春のはかなさとマッチングした名作である。確か?大原麗子が同棲時代という歌を唄った記憶があるのだが?
今日子と次郎の悲しく切ない愛の物語。

愛はいつも、いくつかの過ちに満たされている。
もし、愛が美しいものなら、それは男と女が犯す、
この過ちの美しさに、ほかならぬであろう。
そして、愛がいつも、涙で終わるものなら、
それは愛がもともと、涙の棲家だからだ。
愛のくらし、同棲時代。