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■ 飛ぶのが怖い(エリカ・ジョング)新潮文庫

これは一人の女の精神と性の放浪物語である。
精神分析医を二度目の夫にもつ詩人イザドーラは、結婚生活で窒息させられた欲望のうずきを感じていた。不毛の倦怠と激しい自己嫌悪を覚えながらも、狂気じみた情熱に駆られ夫と愛人の奇妙な三角関係に陥った彼女は、心と肉体の完全な充足を求めてさまよう…。
大胆奔放な言葉を用いて全米を騒然とさせた女流作家の自伝的長編。
「飛ぶのが怖い」は1974年にペーパーバックが出版され、350万部以上も売れた。大胆な"性の武者修行”を描いた自伝的小説として、センセイショナルなベストセラーとなる。