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■ 怒りの葡萄(スタインベック)世界文学全集・新潮社
「怒りの葡萄」は土地を失ったオクラホマの貧農家族の悲劇的な運命を描いた一大叙情詩である。スタインベックの経験と才能のすべてが、ここに集大成されている感があり、迫力の強さにおいても感銘の深さにおいても、これにまさる作品を彼はその後、書いていない。
「怒りの葡萄」は1939年代に書かれたスタインベック最大の傑作であり、同時に30年代アメリカ文学の体表的作品とされている長編小説。
ジョンフォード監督によって映画化、アカデミー賞受賞。