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■ 百年の孤独(G・ガルシア・マルケス)新潮社

ホメーロス、セルバンデス、ラブレーが描いた“巨大な人間劇場”の出現。孤独と栄光と悲劇がうずまくラテンアメリカの黙示録。
蜃気楼の村マコンドの創立から全盛、さらに凋落への一大抒情詩と村の開拓者ブェンディーア家一族の孤独の世界…。現実と幻想が一つになり、意表をつくイメージが神話を創る、小世界の年代記。南アメリカ人の孤独を見事に、最も完璧に、しかも最もパセティックに描き出した最高の傑作。
1982年度、ノーベル文学賞受賞。