全選考委員絶賛!!ハードボイルド小説の最高傑作!第41回、江戸川乱歩賞受賞作 東京・新宿の公園で爆弾テロ事件が発生、多数の死者が出た。犠牲者の中に「私」の、ただ一人女性、ただひとりの友人がいた…。 アルコール依存症の中年バーテンダーが爆弾テロに遭遇し、否応なく事件と自らの過去と向き合わざるを得なくなる―。冒頭から事件まで、わずか数ページで読者を引き込むストーリーテリングは、水際立っている。会話の洒脱さもこの小説の魅力の一つである。 新宿駅西口公園。爆弾テロ…。この語句だけで、何故か?懐かしい1970年代の匂いを感じてしまうのは、老いたる者のノスタルジーかな?
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