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■ 峠(司馬遼太郎)新潮社版・全編、後編

峠(司馬遼太郎)

燃える情熱と、激烈な行動力……。一介の武士から長岡藩筆頭家老に栄進、壮大な野心と抱負を藩の運命にかけて、幕末維新の混乱期に挑んだ英傑、河井継之助の生涯!
官軍に就くか、幕府に従うか?……その去就に迷う長岡藩の運命をになって、幕末動乱の時代を生き抜こうとした英傑、河井継之助。その強烈無比の精神と行動の感動のドラマを描く!
「人はどう行動すれば美しいか、ということを考えるのが江戸の武士道倫理であろう。人はどう思考し行動すれば公益のためになるかということを考えるのが江戸期の儒教である。この二つが、幕末人をつくりだしている」司馬遼太郎
私は純文学が好きで、歴史小説はあまり読まないが、司馬遼太郎の「峠」だけは郷里が長岡ということもあって、非常に興味深く読み進めることが出来た。読後にはぞくぞくする感動と涙があった……。