さらばモスクワ愚連隊(五木寛之)
五木寛之と言えば、まず思い浮かぶのは映画にもなった長編小説「青春の門」だろう。 私も若い頃、夢中になって読みました。 初期の「さらばモスクワ愚連隊」直木賞受賞作の「蒼ざめた馬を見よ」から晩年の「親鸞」、そして訳書の「かもめのジョナサン」、超ロングセラーのエッセイ集「風に吹かれて」などなど……。 近著では「大河の一滴」「他力」などが話題になりました。作家、五木寛之のそれぞれの分野での数多くの執筆活動と幅広い分野で活躍する行動力には舌を巻かざるを得ない。 現在もなお、精力的な著作活動と人生の目的を追求する姿勢に好感度は増すばかりです。 年老いてもなお、端正な容貌と風になびく銀髪、その格好いい生き方に私も含めてファンは多い。
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